韓国併合とは?併合の理由や韓国併合条約の内容についても

韓国併合とは

 

韓国併合(かんこくへいごう)は西暦1910年(明治43年)に日本国が朝鮮半島の国、大韓帝国を日本国にした出来事です。これにより大韓帝国という国は消滅することとなりました。

韓国併合に際し、韓国併合条約という条約が日本国と大韓帝国の間で結ばれ、それにより併合が実施されています。

「併合」という表現で大韓帝国が日本国の領土となったことを当時の日本政府は示したかったものの、日本が大韓帝国を植民地とした行為だったという指摘をする人も多いです。

ちなみに「植民地」という言葉は本国の人間がその領地に移り住んでいて、本国政府が支配している領土のことを言い、本国とは異なる法的な立場で本国に従属する領土を意味しています。法的な立場がどうであるかで本国とまったく同様かあるいは文字通り植民地であるか別れてくることになります。本国と比較し差別されている状態なら植民地という指摘は妥当ということになるのでしょうね。

 

スポンサーリンク

韓国併合の理由は

 

当然のことではありますが日本側で韓国併合賛成の意見が強まったからです。日本の賛成派の中では中国大陸内で日本の勢力を拡大させるために韓国併合すべきという意見があったという指摘もあります。ただ韓国併合に関しては日本国内で意見が二分されていたという指摘もあるようです。結果的には1910年の段階では賛成派が多数となったわけですが。

また大韓帝国側でも、ある政治勢力が韓国併合を推進したという指摘があります。その政治勢力は一進会(いっしんかい)という名前の勢力で、伊藤博文さん(日本政府が大韓帝国の外交を管理するために設置した役職である「統監」となったこともある人)が1909年に大韓帝国の国民に暗殺された後、韓国を併合するよう大韓帝国政府に訴えるなどの活動をしたそうです。

伊藤博文さんについては韓国併合に反対の立場だったものの、暗殺されたことで韓国併合賛成派の発言力が強まり併合の話が一気に進んだという指摘もあるようです。ただ伊藤さんについては最後まで併合に反対だったのかどうかについては様々な意見があるようです。最後には賛成していたとか。この点についてはよくわかりませんでした。

 

スポンサーリンク

韓国併合条約の内容は

 

韓国併合条約は「韓国併合に関する条約」という名称が正式だそうです。日本陸軍の軍人で当時大韓帝国の統監を担当していた寺内正毅(てらうちまさたけ)という人が日本側として調印し、大韓帝国側は李完用(りかんよう)という当時大韓帝国で内閣総理大臣を担当していた人が調印しています。

この条約の内容は八か条から出来ています。第一条には韓国の皇帝は韓国全ての統治する権利を完全に永久に日本国の天皇に譲ると書かれています。

第二条には日本国の天皇は韓国皇帝が譲るという韓国の全ての統治権を受け入れ日本が韓国を併合することを承諾するという内容が書かれています。

第三条と第四条には日本国の天皇が韓国の皇室関係者の人たちにその地位に応じて名誉、威厳を持っていただき、そのために十分な予算を確保するという内容が書かれています。

第五条には日本国の天皇が韓国の功績ある人に対して表彰したり爵位を授けたり金品を与えるという内容が書かれています。

第六条には日本政府が韓国の政治を行い法律を守る韓国の人々に対し生命財産の保護をし福利の増進を図るという内容が書かれています。

第七条には日本政府が制度を尊重する韓国人で相応の資格がある人に出来るだけ韓国地域の役人になってもらうという内容が書かれています。第八条には施行日に関する内容が書かれています。

条約の内容は以上のようなものとなります。

 

スポンサーリンク

今回は韓国併合を取りあげてみました。朝鮮半島での転機となる出来事ですし隣国を吸収し一つの国を無くしてしまった出来事ですから、やはり重要な項目なのではないでしょうか。これまでも韓国を併合したことを歴史の授業で学んではいますが、韓国側の併合を推進した団体や実際の併合に関する条約の内容を調べた経験はありませんでしたので意外に感じたことはいくつかありました。

併合されてしまう側で韓国併合を進める政治勢力があったんですね。自国が無くなってしまうわけですからそれを推進するというのは妙な気がしますが、むしろ大韓民国が併合されることで韓国人が日本人と同じ「日本国民」という待遇を受け、朝鮮半島地域の社会を発展させようという理由で併合に賛成していたようです。もしこの一進会の望むとおりに日本支配下の朝鮮半島で政治が行われていたとしたら、なにか一般的な「植民地」という言葉の定義と合わないような気もします。これについては併合に関する条約の内容を見ている時にも感じました。

ただ併合に反対して武力闘争を行い満州やロシア領内に逃れ再び独立するための活動を続けた勢力もあったそうです。そのような動きが出てくるのは当然ですよね。自分の国が無くなる条約が結ばれて「はいそうですか」と受け入れる国民ばかりなわけがありませんから。

日本側の韓国併合賛成派の理由に中国大陸での勢力を拡大するためという内容があり、日本の野心が次第に膨らんでいるのを感じました。朝鮮半島に介入したのは日本国の安全保障が理由だったはずですが、さらに中国大陸に勢力を拡大するということになると、きりがありません。日露戦争での勝利がこのような意見(中国大陸での勢力を拡大)を強めてしまったということなのでしょうか。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載した写真に関係はございません。ご了承ください。

独立要求関連記事「三・一独立運動とは?この運動の原因や運動の影響についても」はこちらです。

米国許容関連記事「桂タフト協定とは?その内容や締結理由、韓国の反応について」はこちらです。

関連記事

ページ上部へ戻る