ブータン王国とは?場所や人口、これまでの歴史について

ブータン王国とは

 

ブータン王国(ぶーたんおうこく)はアジア地域に存在する国の名称です。インドの古い言葉で「高い土地」を意味する単語が「ブータン」と似た発音であり、国名はそこからきているという説があるそうです。王室制度のある国で日本の皇室との交流もマスコミでよく取り上げられています。

首都はブータン王国の西側にあるティンプーという都市です。

現在ブータン王国は国際連合に加盟していますが、国連の安全保障理事会の常任理事国である五か国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中華人民共和国)とは国交を結んでいないという独特な外交姿勢をとっています。

国の宗教を仏教に定めています。この国ではチベット仏教を信仰している国民の割合が多いようです。

農業や林業といった一次産業が主要な産業となっています。多く生産されている農産物はトウモロコシ、ジャガイモ、米、オレンジです。

特徴的な産業としては電力が挙げられます。国内を流れる河川を利用した水力発電によってブータン国内で必要とされる電力消費量を上回る発電量を得ているため隣国に電力を輸出することが出来ているそうです。この水力発電による電力事業は今後更に発展すると見込まれています。

輸出品には電力の他、鉄鉱石や酸化アルミニウムを含んだ鉱物、ボーキサイトといった鉱物資源もあるそうです。

 

スポンサーリンク

ブータン王国の場所

 

先ほどアジア地域の国と書きましたが、ブータン王国は南アジアに分類されている地域に存在しています。南アジアという区分けですがバングラデシュ、インド、パキスタン、アフガニスタン、イランといった国が存在している地域がありますが、あの一帯は南アジアに区分されるのだそうです。国際連合でそのような定義を設けています。

ブータンはヒマラヤ山脈の近くに存在しています。インドの東部と国境を接しており、インドの領地を挟んでブータンの西隣りにはネパール連邦民主共和国があります。またブータンの北に位置し国境を接しているのが中華人民共和国です。実際に国境を接している国はインドと中国になります。

 

ブータン王国の人口

 

2014年に出された世界銀行の報告ではブータン王国の人口は約76万5千人だそうです。人口密度は2016年ですと一平方キロメートルあたり20.6人なのだそうで、この数字は広大な国アメリカ合衆国(32.88)やメキシコ(62.25)よりも低い人口密度です。ちなみに日本は335.79です。ケタが違いますね。

人口の半数は黄色人種であるチベット系の人たちで3割強が白色人種の系統であるネパール系の人たち、他は少数民族という構成になっています。

首都、ティンプーの人口は2015年のデータでは10万4千人となっていますので、約13パーセントの人たちが首都で暮らしていることになります。

 

スポンサーリンク

ブータンの大まかな歴史について

 

西暦1600年代に一旦、チベット仏教の僧が国を統一したそうですが、その後さまざまな勢力に分かれていたそうです。

1800年代半ばにブータンはイギリスと戦い、敗北。一時領土をイギリスに占領されました。その後イギリスはブータンの外交に関わる権限を持ち、内政には干渉しないという方針をとっていくことになります。これによってブータンの地域を影響下に置きたい清国やロシアといった勢力はブータンに手を出さなかったそうです。(1949年までイギリスの保護を受けていました。)

1900年代に入り、ブータンの東部を治める立場にあったウゲン・ワンチュクという方が、イギリスから推薦されて初代国王となりました。これによりブータンでの王室制度が始まることになります。その後インドが独立してからはインドがブータンと一番強い関係を持っています。1949年にインド・ブータン友好条約が結ばれ内政には干渉しないものの、外交に関してはインドに従うこととなります。

第3代国王ジグミ・ドルジ・ワンチュクさんの時代、1953年に国民議会が創設され、1971年に国際連合に加盟することとなります。

第5代国王(現在の国王)ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下の時代になり2008年に憲法が制定されました。

 

スポンサーリンク

今回はブータン王国について取りあげてみました。先日日本の皇族の方が親善のためブータン王国を訪問されたという出来事があったと知り、ブータン王国について調べてみようと思いました。以前国王陛下が日本を訪問された時も確かニュースになっていたように思います。都道府県の広さランキングで5位の新潟県(12500平方キロメートル)の3倍くらいの面積であるブータン王国(38400平方キロメートル)。これまであまり詳しく知ることはありませんでしたが、今回インドとのつながりが大変強い国であることやチベット仏教の影響が国の文化に強く反映していることを知りました。

チベットの高僧ダライラマさんが亡命したのは確かインドでしたし、インドはチベット仏教を保護する立場になることが多いようですね。ブータンには軍事顧問としてインド軍が駐留しているのだそうです。大国にはさまれている状況ですし、このような仕組みが無いと存立していくのが大変厳しいのかもしれません。

気になることも知りました。ブータン王国は中華人民共和国と国境問題を抱えているのだそうです。ブータン王国というテーマを扱っていて中華人民共和国との国境問題に出くわすとは全く考えていませんでした。本当に、中華人民共和国は色々な国と領土、国境問題を起こしていますね。中華人民共和国が広いからという理由だけで説明できる話なのでしょうか。

ブータンの近隣にあるネパールは元々王政の国でしたが、最近(2008年)共和制の国になりました。ネパール共産党統一毛沢東主義派という勢力に所属する人物が首相となった時期もあるそうです。このネパールの動きに中華人民共和国が関係しているのかどうかはっきりしたことはよくわかりませんけれど。毛沢東主義派っていうくらいですからねぇ・・・。

現在のブータン王国の体制が親日的という指摘もありますので、日本国民の一員としては是非今の体制でブータン王国が平和に発展していくといいなぁと感じました。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

他国情報関連記事「ガンビア共和国の首都と人口、観光地の情報や政変について」はこちらです。

領土問題関連記事「スカボロー礁の場所と領有に関するフィリピンや中国の主張」はこちらです。

関連記事

ページ上部へ戻る