虻蜂取らずの意味とは?類義語や英語での表現についても

虻蜂取らずの意味とは

 

まず読み方ですが、「虻蜂取らず」は「あぶはちとらず」と読みます。このことわざの意味は「同時に複数のものを得ようとして結局は何も手に入れられない様子」ということになります。このことから「欲を出し過ぎるとうまくいかないですよ」という意味が含まれることもあります。このことわざ「虻蜂取らず」は元々「虻も取らず蜂も取らず」という表現だったのが省略されていって「虻蜂取らず」になっているそうです。また、虻蜂取らずの後ろに「鷹の餌食」と続く表現もあるそうで、これは虻や蜂を取れなかったうえに鷹の餌食になってしまいましたとなってさらに損をすることを意味しています。ここで虻や蜂を取ろうとしているのは虫の「クモ」なのだそうです。クモの巣に引っかかった虻と蜂どちらも取ろうとしてうろうろしているうちに虻も蜂もどちらも逃げてしまった、そういった光景からきていることわざだそうです。その上その獲物を捕まえられなかったクモが鷹に食べられてしまったら踏んだり蹴ったりですね。

 

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虻蜂取らずの類義語は

 

虻蜂取らずと似たような意味のことわざ、言い回しには有名なものでは「二兎を追う者は一兎をも得ず」があります。他にも「一も取らず二も取らず」や「花も折らず実も取らず」といったことわざがあるようです。「二兎を追う者は一兎をも得ず」は「欲張って異なることを二つ同時におこなうと、結局どちらもうまくいかないことになる。」という意味ですからほとんど虻蜂取らずと変わりのない意味になりますね。「一も取らず二も取らず」には「二つとも手に入れようとして結局どちらも得ることに失敗してしまうこと」という意味があるそうです。これも二つのものを狙って結局どちらも手に入れられないわけですから虻蜂取らずと大きな変わりはないですね。「花も折らず実も取らず」は「欲を出して両方手に入れようとしたものの結果的にどちらも得ることが出来ない」という意味だそうです。これも意味のズレは感じられません。ほとんど同じ意味の表現が「虻蜂取らず」の場合多いですね。

 

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虻蜂取らずの英語表現は

 

虻蜂取らずに似た英語表現で有名なものに「二つの腰掛の間でしりもちをつく」という意味の「You Fall to the ground between two stools.」や「Falling between two stools」といった言い方があるそうです。虻蜂取らずを英語で直訳すると「If the spider aims at both the botfly and the bee falling into the trap,it can’t get neither.クモが罠に落ちた虻と蜂両方を狙うなら、クモは両方とも得ることが出来ない。」ということになるでしょうか。

 

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今回は虻蜂取らずということわざを取りあげてみました。有名なことわざですし、二つのものをどちらも取り逃がすという意味は知っていましたが、かといってそれ以上のこともよく知りませんでしたし、欲深いことを戒める意味もあるようなので調べてみました。果たして二つの目標を同時に掲げることって欲深い行為なのでしょうか。ちょっと考えてしまいました。この点については人によって意見が違うのではないかと思います。その時点での人の力量によっては複数の仕事をこなさなければなりませんし、中学や高校の学生さんがたは学業だけという方もいるでしょうが、部活動もがんばっている方々だってたくさんおられることでしょう。学業で良い成績をとり、かつ部活動でも競技会などで良い記録や成績を残すことを目指すのは別に欲深い状態だとは感じません。そういう状況のことを指しているのではなく、「一つ獲得することが出来れば十分なのに複数欲しがるなんて愚かだねー。」という場合にあてはめることわざなのでしょうかね。明治時代のロシア帝国は日本に対する干渉によって朝鮮半島に近い場所にある遼東半島(りょうとうはんとう)を清国から長期間租借、借りることに成功し旅順(りょじゅん)という念願の一年中凍らない港を得ることが出来ました。ここで満足していればよかったものの、朝鮮半島に影響力を拡大しようとして日本と戦争になりました。その結果朝鮮半島の支配権も得られず、遼東半島を租借する権利を失い大切な不凍港も失う結果となりました。欲をかいて結局大切な拠点を失ったこの事例は虻蜂取らずのように同時に複数の獲物を狙うケースとは異なりますけれど、ことわざが言おうとしている教訓をあてはめられるような気がしました。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

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