政治で使う言葉「リベラル」とは?保守との違いについても

リベラルとは

 

リベラルとはどういう意味の言葉なのか漠然としていて捉えにくいようにも思いますが、基本的には自由であることを重視する考え方を指したりそのような考えを信奉している立場の人のことを意味するようです。また自由であることを尊重することで所属する社会の伝統、しきたり、習慣と意見が対立することも出てきますが、その場合伝統にこだわらず自由を尊重することを選択する考え方という意味もあるようです。これまでのしきたりよりも自由である方が大切という考えですね。また自由主義の立場をリベラルと表現することもあるようです。自由主義という言葉は先ほど書いた自由を尊重する考え方と重複しますが、個人の自由を尊重して個人の自由を奪うような社会の働きかけを望ましくないものと考える思想です。この思想では社会の様々な規則というものを個人の自由を確保するために存在するべきものだと考えるようです。ただこの自由主義という言葉については経済的には様々な意味が含まれることもあるようです。元々経済的に自由主義というのは自由な経済活動が望ましいので国や社会から課せられる規制などというものは出来るだけ無いに越したことはないという考え方で社会を構成する人々の格差が著しく拡大しても問題視するわけではありませんでしたが、その後自由主義という言葉には経済的に困窮している人々に富を分配してそのような人々の経済的な権利を確保し個人の尊厳を尊重しようという考えも含まれるようになったそうです。

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またリベラルには世の中などを穏やかに変えていこう(もちろんいい方向にということでしょうが)という立場を意味することもあるようです。急激に世の中を変えようという意味の言葉には「急進」とか「急進的」といったものがあります。「革新」にそのような意味があると思っていましたがこの言葉は新しく改革するという意味になります。急激な改革という意味ではないようです。ということで基本的には「リベラル」という言葉には社会の伝統やしきたりにとらわれず、個人の自由をできるだけ尊重する考えや自由主義という政治思想、穏やかに変えていこうという姿勢といった意味があるようです。ただ日本社会では左派寄りな政治的立場の人に対し「リベラル」と形容する場合もあるように感じます。富の再配分という点については確かにリベラルという言葉にそのような意味が無いわけではありませんので一部の社会民主主義的な政策と重複してはいるでしょうけれど。防衛政策に関して左派的な人をリベラルと表現しているのではないか?と感じるようなこともテレビを見ていて感じることがあります。

 

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保守との違い

 

リベラルというのは個人の自由を出来るだけ尊重するわけですから社会のしきたりとそぐわないことが出てくることはあり得ます。上でも書いた通りです。リベラルはそんな場合でもしきたりを守ることより自由を確保することを重視するわけですが、保守(ほしゅ)というのはその場合自由よりも伝統やしきたりを重視し自由を制限することに価値があると考える立場になります。個人の自由よりこれまでの世の中の価値観を重視するのが保守でその反対がリベラルということになると思います。ですのでリベラルと保守というのは個人の自由を巡って対立することがあり得ます。またリベラルは(社会などを)穏やかに変えていこうという立場を意味すると上で書きましたが、保守はこれまでの伝統的な制度を変えようという考え方に反対する立場になります。ですから仕組みを変えるかどうかについてもリベラルと保守は対立することがありえます。リベラルは穏やかにという条件は付きますが変えようという立場なので。

 

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今回は最近よく耳にした言葉「リベラル」について取りあげてみました。選挙の前の時期に新しく誕生する政党の中心人物がこの「リベラル」という言葉を使って別の党に所属していた国会議員が新しく作る政党に参加することを認めるかどうか線引きするような発言を耳にしたのがきっかけでした。そんなニュースを目にしてもリベラルという言葉の意味がはっきりとは分からなかったのです。本来リベラルは自由を尊重する立場を表す言葉ですから一般に保守的と呼ばれている日本の大きな政党の名前を考えると、その政党名とマスコミなどで取り扱われるその政党の政治的な立場との間でズレがあるようにも感じます。本来のリベラルの意味で言うとリベラルな議員はお断りというのは自由を尊重する考えの立場の議員はお断りと言っているようにも聞こえてしまいます。でも新しく政党を立ち上げた中心人物はリベラルという言葉を憲法9条改正に反対な立場、平成27年に成立した平和安全法制に反対な立場という、防衛政策の分野での立ち位置に関する意味で使っていたんだろうなと思いました。リベラルという言葉を理解している人が多いのか少ないのかよくわかりませんが、政治家がこの言葉を使う時、受け止める人たちの頭の中で何かと誤解が生じるような気がします。今回リベラルという言葉を調べてみて、ちょっと使いづらい、妙なレッテル張りにもなってしまうこともある言葉だなという気がしました。政治用語にはこういう言葉は多いんでしょうかね。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

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