発電方法の一つである地熱発電の利点や欠点について

地熱発電の利点は

 

地熱発電は地下深くに存在する熱エネルギーを利用する発電方法です。この熱エネルギーで発生する水蒸気を利用して機械を回し電気を作り出すことが出来ます。またこの熱エネルギーを利用して水よりも低い温度で沸騰する性質のあるアンモニアなどの物質を沸騰させ気体を作りだし機械を回して電気を作るという方法もあるのだそうです。この発電方法の利点として発電するにあたり二酸化炭素の排出量が少ないことや発電をおこなうために他国から資源を輸入する必要がないこと、一日の時間帯や季節や天候で発電量が左右されないこと、長期間の使用が期待できること、発電自体にかかる経費が他の発電方法に比べ比較的安いことなどがあります。石炭や石油、天然ガスをはじめとした何らかの燃料を燃焼させて熱を作りだし水蒸気を作って機械を回して発電する火力発電に比べ地熱発電は物を燃焼させることがなく二酸化炭素の発生量が大変少なくて済みます。火力発電の中でも比較的二酸化炭素の発生量が少ない液化天然ガスを利用した火力発電での二酸化炭素発生量と比べても40分の一くらいの発生量で済むようです。

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火力発電に使用する石油や液化天然ガス、石炭のような燃料は大量に他国から輸入されていますが、地熱発電の場合他国からの輸入資源に頼ることなく発電をおこなうことが可能になります。発電量の変動についてですが、太陽光発電や風力発電はどうしても発電量が時間帯や季節、天気の状態によって変動してしまいます。しかし地下から出る蒸気というのは時間帯や季節、天気による影響を受けにくいと言われています。この安定して出る蒸気を利用することによって地熱発電の発電量は安定することになります。長期間の発電が期待できるという点については絶対とは言えないものの、すぐに地下の水を熱で水蒸気に変えている熱源、熱エネルギーが失われてしまうということは起こりにくいので継続的な発電が期待できます。発電のコストについては発電所設備を建設するまではコストが大変かかるそうなのですが、完成した後は発電の為にかかる費用は他の発電方法に比べ安く済むという指摘があります。

 

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地熱発電の欠点は

 

地熱発電の欠点には観光面、観光関連産業へ影響してしまうことや発電をおこなえるようになるまで時間がかかること、設備を整えるのにお金がかかること、環境破壊の側面があること、がけ崩れや地震の発生が憂慮されることなどがあります。観光面や産業への影響ですが、地熱発電の出来る場所というのは地中の水を熱くするしっかりとした地下の熱源が存在する地域ですので、この発電方法の性格上どうしても温泉が出るような場所、活火山など国定公園に定められるような景観が貴重な場所と重なることが多くなってしまうそうです。すでに温泉が魅力となっている観光施設が存在している地域に新たに地熱発電所を作ってしまうと観光施設で出ていた温泉が以前に比べ出にくくなってしまうということがあるらしく、従来存在する産業に影響が出るおそれがあります。温泉が出にくくなるだけではなく景観の良い所に地熱発電所が出来てしまうとせっかくの眺めが台無しになってしまうという指摘もあるようです。地熱発電所からは結構水蒸気が出るようで周りの景色が見えづらくなるそうです。時間がかかることについてですが、しっかりとした熱源が存在するか十分な調査が必要となりますし、地熱発電所の建設は非常に規模の大きなものとなるそうです。調査や大規模な建設のため発電所が出来上がるまで非常に長い期間がかかります。その点で発電所建設にはたくさんの費用が必要にもなります。また地熱発電は地下から水蒸気を出して発電する過程で硫化水素という有毒な気体も出てしまうそうです。当然周辺の人に被害が出ないよう対策を取りながら発電するわけですが、大気が汚染されるという懸念があります。がけ崩れや地震についてですが、地熱発電所では蒸気で機械を回し発電しますが、その後地下から出た水を捨てる必要があります。不要な水を地下に戻すための設備も整えるのだそうですが、不要となった水を地下に戻すと地中の構造に影響が出て、がけ崩れや地震の誘発に繋がる場合もあるという指摘があります。

 

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今回は地熱発電について一部取りあげてみました。原子力発電への依存を出来るだけ減らして火力発電による二酸化炭素排出も抑えなければならないとしたら、一体どのような発電方法で社会の電力需要に応えることが出来るのか疑問に感じ有力な候補ってあるものなのか気になったため今回は地熱発電について調べてみました。二酸化炭素をあまり出さないことや海外からの資源の輸入に頼らないことは魅力ではあるものの、観光産業など温泉を利用している立場の人たちと競合しないようにしなければならないことから発電所を作る場所が限定されてしまうという難しい点もあることを知りました。火山が多い日本でこの発電方式がどんどん採用されないのにはそのような事情もあるということなんですかね。また地震の誘発についてはこれまで聞いたことがありませんでした。入念な調査によって回避できる話なのかもしれませんが、しっかりコントロールできる話なのかという点についてはよくわかりませんでした。地震が起きても困りますよね。いいことばかりの発電方法というのはなかなか無いものです。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

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