東日本大震災で日本が他国からいただいた支援とは
東日本大震災で他国からいただいた支援
西暦2011年(平成23年)の3月11日に発生した地震、津波等といった自然現象が中心となって引き起こした災害、東日本大震災で東北地方の太平洋側や関東地方を中心に甚大な被害が出てしまいました。この震災で亡くなられたり行方不明となられた方々の人数は2017年3月の総務省の発表によりますと、亡くなられた方の人数は19533名で行方不明となっている方の人数は2585名となっています。合計22118名。大変多くの方々が被害に遭われたことがわかります。この大災害が発生した後、被害を受けた日本に対し他の国や地域から支援をする動きが多数ありました。国や地域に限らず国際機関や民間団体からも支援の手が差し伸べられています。物資や救援金の提供もありましたし、災害救助の専門チームや救助犬を派遣してくださった国もありましたし医療サービスを提供してくださった国もありました。他国の軍隊も支援活動に協力してくださいました。支援の大まかな内容に関して調べてみた内容をまとめてみます。
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災害救助チームや救助犬
地震が発生した直後ということで2011年の3月はたくさんの国から災害救助の専門家の方々が東北地方に入り支援活動をしてくださいました。17の国や地域から救助隊員が派遣され、8カ国からは救助犬も派遣していただいています。合計約1000人の救助隊員、約40匹の救助犬という規模になります。また医療専門家を派遣してくださった国々が5カ国あり日本の医療機関と連携して医療サービスの提供にあたっていただきました。
支援物資、寄付金
2012年12月に外務省が報告した内容によりますと合計128の国や地域、機関から支援物資や支援のための資金を提供していただきました。支援物資は多岐にわたります。被害に遭った方々にとって必需品となる水や食料、休息のために必要な毛布や寝具、衣類、防寒具、タオル、燃料、発電機、暖房器具、テントなどなど、様々な物資を提供していただきました。また福島第一原子力発電所事故の発生を受けて放射線の線量計や防護服、消防車、薬品などの提供もいただいたようです。金銭的な支援も多くの国からいただきました。国際開発センターの報告によれば震災が発生してから1年の間に174の国や地域から合計約1640億円という巨額のお金を支援していただいています。
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他国の軍隊が支援してくれる事例もありました
アメリカ軍は日本に基地があることや日本政府からの要請もあってアメリカの陸、海、空軍、海兵隊といった四軍が非常に手厚い支援をしてくれています。被害に遭った人々の捜索活動や支援物資の輸送、支援物資の提供、他国の救助隊の輸送、がれきや壊れた機械の撤去など活動内容は広範囲でした。無人偵察機を使って情報を提供してくれるといった軍隊ならではの支援もあったようです。またオーストラリアからも軍からの協力が寄せられ、空軍が物資などの輸送を支援してくださいました。原発事故に対しては原子炉冷却目的のポンプ車も提供していただいたのだそうです。
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今回は東日本大震災で他国からいただいた支援について一部取りあげました。震災に関して報道機関で取りあげられ現地の状況を聞いたりすることは多いですが、この災害でどれくらいの国から支援をいただいていたのかについては個人的にあまりよくわかっていなかったこともありこれを機会に確認してみたく記事にしてみました。本当に多くの国や地域、国際機関、民間団体などから支援をいただいていることがわかります。普段はあまり関係が良くない国からも支援をいただいているという事実もあり、その点は困ったときはお互いさまということなのでしょうかね。本当にありがたい話です。非常に大きな災害が発生して日本が困った時にこのように多くの国や地域が支えてくださったということはよくよく記憶にとどめておきたいものです。2011年以降も世界の様々な場所で残念ながら大きな災害が発生しています。2011年に他の国や地域から支援していただき大変お世話になったことが、今後の日本政府の他国に対する救援活動にしっかりと反映されることを一国民としては望みたいです。
今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。 <(_ _)>
※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。
自然災害が関わっている出来事に触れている記事「関東大震災とは?朝鮮人や中国人、社会主義者への対応についても」はこちらです。
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