1937年の南京事件とは?日本政府と異なる見解についても

1937年の南京事件とは

 

1937年の南京事件(なんきんじけん)とは西暦1937年(昭和12年)の12月、日本軍が第二次上海事変によって中華民国軍と武力衝突し、日本本土からの大規模な陸軍の派兵もあって中華民国軍を上海から撤退させた後、中華民国国民政府の首都である南京を攻略、占領に成功してから発生したと言われている出来事です。南京を占領した後、日本軍は私服で兵員である身分をかくした者も含め中華民国軍の兵員を国際的な捕虜扱いに関する規定に従わず殺害したと言われています。また中華民国軍の兵員であると日本軍が判断したものの、そうではなく中華民国の民間人であった人々も兵員と誤解されて殺害された事例もあったと言われています。その他中華民国軍の兵員であることを理由とする過酷な措置ということとは全く異なる類の民間人への略奪、暴行、殺害も多数行われたと言われています。この南京事件で殺害された中華民国の人々の数には諸説あるようですが、数千人という意見から万単位の人々が殺害されたという意見まであるようです。多いものでは30万人などという主張がされることもあるようですが当時の南京の住民の人口を考えるとそのような数になるはずがないといった指摘もあり正確な数は現在でも明らかではありません。

 

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日本政府の見解

 

日本政府は1937年に南京で起こったと言われているこの出来事を否定していません。南京大虐殺といった呼ばれ方もしているこの出来事に関し非戦闘員の殺害、略奪などの行為は否定できないと日本政府関連機関のホームページで述べています。日本政府としては犠牲になった中華民国の人たちの正確な人数については確認が困難だという立場で、この出来事に関する立場の他にも反省とお詫びする姿勢も同時に表明し、この姿勢を揺るぎないものとして今後も引き継ぐとしています。

 

日本政府と異なる見解について

 

一方1937年の南京事件は無かったと主張している人たちもいるようです。そのような説を支持している人はこの出来事は中華民国国民政府による政治宣伝でデッチ上げに過ぎない、欧米のマスコミに当時出ていた記事は国民政府の関係者によって書かれているもので信用することが出来ない、上海から撤退していった中華民国の軍隊に所属する兵員たちが南京で略奪、暴行をほしいままにしたが日本軍はそのようなことをしていないといった内容を主張しているようです。

 

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東京裁判

 

この事件については戦勝国側の一方的な裁判という批判も根強い東京裁判(極東国際軍事裁判)でも扱われています。この時には大まかな数字ではありますが、日本軍が数万の中華民国一般人、武装兵を殺害したと起訴する側は主張していたようです。起訴する検察側の証人としてアメリカ出身の牧師、ジョン・ギレスピー・マギーさんやアメリカの新聞記者などがこの裁判に出席し日本兵による殺害など南京事件の証言をおこなっています。また弁護側証人として日本軍関係者の塚本浩次さん、中山寧人さんといった人たちが出席して小規模の事件しかなかったと証言したようです。

 

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今回は南京事件について一部取りあげてみました。歴史上の出来事をこれまでも取りあげてきましたが、今までは済南事件や尼港事件、盧溝橋事件以降では通州事件のような日本の人たちが被害に遭う出来事が多かったのですが、この起こったとされている1937年の南京事件については加害者が日本軍ということになっており調べていて非常にやりきれない気分になりました。ただ日本の人々が被害に遭った出来事ばかり取り扱うのは公正とは思えないため、起きたと言われているこの出来事についても取り扱うこととしてみました。様々な意見があるということは分かったのですが真実はどうであったかというと私には判断が困難で何とも言えません。日本軍関係者が強制されていない形で残している記録というのは参考になるのかなと思いますが、陸軍の岡村寧次(おかむらやすじ)という将軍はそのような記録を残されているようです。南京攻略戦の後暴行がおこなわれたという噂を聞き陸軍の部下から事情を確認したそうですが、部下からの報告で岡村さんは日本軍によって南京市民に対する暴行がおこなわれたことや現地で捕虜となった敵の兵員を日本軍の現地の兵員たちが殺害していることを事実と判断していたようです。岡村さんの記録によって何かが証明されるわけではないかもしれませんが、あって欲しくない不名誉なことであるはずの出来事を、起きたことだと岡村さんが判断していることについては頭ごなしに否定する気にもなれませんでした。過酷な状況で軍隊の規律を守るためにはどのような手をうつと良いのでしょう。例外なく厳罰で対処するといった姿勢なのでしょうか。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

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