玉ねぎは冷蔵庫での保存だとどれくらい日持ちするのでしょう

玉ねぎが冷蔵庫で日持ちする期間

 

このサイトでも別の記事で玉ねぎの常温での保存について扱ったことがありましたが、玉ねぎは本来冷蔵庫を使用せず室内で保存するのが基本だと言われています。しかし暑い季節になりますと室内で玉ねぎを保存するのに適した場所(常温、日の当たらない、湿気のこもっていない、風通しのいい場所と言われています)を確保できなくなる場合があります。そのような場合は冷蔵庫を使用する必要があります。冷蔵庫は玉ねぎの保存には向かない、湿気がこもってしまう場所ですが、暑い季節となりますと室内で保存しておくのに比べれば玉ねぎが傷んでしまうまでの期間を延ばすことが期待できます。冷蔵庫で保存した場合、普通の玉ねぎは1か月程度日持ちさせることが可能と言われています。ただ冷蔵庫で保存するにあたって気を付けたほうがいいことがありますので、その点についてまとめてみたいと思います。

 

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冷蔵庫内のどこに保存するか

 

結論から言うと野菜室はやめておきましょうということです。冷蔵庫内と言っても温度が場所によって異なります。比較的温度の高い場所として野菜室があります。玉ねぎは野菜ですし野菜室で良いのではと思うのは無理もない話ですが、野菜室は玉ねぎの保存に向いていないという意見が割と多いようです。その理由は野菜室が湿気の多い場所だからです。玉ねぎにとって優しい環境は湿度の高くない場所であり、湿度が70%以下であることが望ましいそうです。しかし野菜室の湿度は90%くらいで大変高く、その点で玉ねぎの保存には向いていません。野菜室ではない他の場所も室内に比べて湿度は高めではあるのですが、特に野菜室が高いそうなので避けたほうがいいでしょう。湿度対策のために冷蔵庫で玉ねぎを保存する場合には新聞紙で玉ねぎを一つ一つ包んでから冷蔵庫に入れるという方法がよく推奨されています。新聞紙が湿気を吸収して玉ねぎを湿気から保護してくれるのです。さらに新聞紙で包んだ複数の玉ねぎをビニール袋に入れて保存するという方法が勧められている場合もあるようですが、新聞紙で包んだだけの状態で保存するという意見が多く、そこまでする(ビニール袋使用)必要も無さそうです。

 

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他に気を付けたいこと

 

常温保存の場合でも言えることですが、玉ねぎはエチレンガスの影響を受けて成長が促進されるので、まとまった期間保存するという点では都合が悪いです。そのため、エチレンガスをたくさん出すと言われているリンゴやキウイといった果物を同じスペースに置いておくことは避けるようにしましょう。またこの記事でここまで書いてきた内容は全く手をつけていない普通の玉ねぎについての話です。半分利用して残ったような玉ねぎの話ではありませんでした。使い残った玉ねぎについてはラップで包み冷蔵庫で保存するのが基本で、常温保存はするべきではありません。冷蔵庫で保存するとしても切っていない普通の玉ねぎのように1カ月持つものではありません。1週間以内に消費するようおすすめします。切っていない玉ねぎでも、新玉ねぎの場合は水分を多く含んでいて傷みやすいという特徴があるそうですから冷蔵庫で保存するとしても1週間くらいとみておきましょう。普通の玉ねぎのように新聞紙で包んで保存するといいです。

 

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今回は玉ねぎについて冷蔵庫で保存できる期間を中心に取りあげました。地域によっては暑い期間が長く続く場合もありますし、せっかく購入した玉ねぎを早く傷めてしまわない為にも冷蔵庫で保存したほうがいい状況なのか検討してみる必要がありそうです。玉ねぎの保存は常温ではあるものの暑い時期は冷蔵庫で、と上でも書きましたが、常温について補足します。常温の定義は分野によってかなり異なっており、薬を扱う業界では常温が15℃~25℃となっていて、日本の工業規格ですと5℃~35℃となっています。ここで扱っているのは食材の玉ねぎですし、より穏やかな環境ということを考えますと、15℃~25℃を常温と見ておいたほうが無難なような気がします。暑くなってきて家の中で25℃以下の場所が確保できないような場合には冷蔵庫の利用を検討するというということで対応してみてはいかがでしょうか。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

玉ねぎの常温保存について触れている話「玉ねぎは常温保存した場合どれくらいの期間もつのでしょう」はこちらです。

ピーマンの冷蔵保存について触れている話「ピーマンの場合冷蔵庫だと保存期間はどれくらいなのでしょう」はこちらです。

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