なすびは常温環境の中ですとどれくらい日持ちするのでしょう

なすびを常温で保存した場合の日持ち

野菜の中ではおそらくすぐ思い浮かぶ種類の一つだと思われるなすび。この記事をご覧になられている方々は割と利用されているということなのかもしれませんが、正直私の場合、利用する頻度としてはあまり多くはない野菜です。個人的には、どうしても野菜の摂取が少なくなりがちで、その中で利用する野菜の種類はどうしても緑黄色野菜とか値段の面で、安いからもやしを選ぶとかそういった傾向になってしまいます。トマトは割と食べる方だと思いますが、同じ夏野菜でもなすびはたまにいただく位になっています。栄養価が低いといった思い込みがあるからなのかもしれません。ナスの皮の色は紫色ですが、紫色になっていることに関わっている成分(ポリフェノールなど)は老化の防止やガンの予防に効果があるなどといわれているようです。実はちゃんと体に良い成分が含まれている食材でした。このナスという野菜ですが常温の環境ではどれくらい日持ちするものなのでしょう。屋内で涼しい場所を確保するのが難しい暖かい時期、暑い時期は常温保存が難しくなりますし寒すぎる時期も低温障害になってしまう危険性があるそうですが、6℃以上15℃以下の場所を確保できるようであればそこで保存することによって3日ほど日持ちさせることが出来るようです(ナスを保存する上で適した温度については10℃~12℃などと言われることが多いです)。室温が高すぎる場所、温度の低すぎる場所しかない場合は冷蔵庫内での保存を選択しましょう。

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常温環境での保存のやり方

温度については上の項目で挙げた通り暑すぎず寒すぎない場所の確保が必要となります。ナスにとって適した湿度は90%~95%といった高い値です。乾燥した状況だと負担が強くなるということになります。また濡らし過ぎた状態というのも良くないと言われています。そういったことをふまえてどうやって保存するかですが、寒すぎない程度に涼しく風通しがいい場所を確保します。その場所で保存する前に市販時の包装から取り出したナスを水洗いし、水気をしっかり拭き取ります。水滴が付着したままだと傷む原因になるようです。洗った後のナスは軟らかい紙(新聞紙など)で一つずつ包みます。紙で包むことによって周囲の空気に直接さらすよりもナスにとって温度、湿度面で負担の軽い環境を作ることになります。そして出来ればナスを横にして保存するよりもヘタを上にした、立てた状態で保存するようにしましょう。成長過程と同じ姿勢で保存したほうがナスの消費するエネルギーは少なくて済むのだそうです(横にして置いておくとナスの細胞は縦に成長しようとして余計にエネルギーを使ってしまうものなのだそうです)。

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切ったナスは

ナスを切った場合にはその時点からナスの内容が酸化していくため短期間でどうしても傷んでしまいます。そのため切ったナスを常温で保存するというのは難しく、冷蔵庫内で手間を加えて保存したとしても一日持たせるくらいがせいぜいと考えるのが無難でしょう。ナスは基本的にそれ程大きな野菜でもありませんので、切れ目を加えたナスは調理をしてその日に消費してしまうようにしましょう(料理したナスを冷蔵して保存するとなればその日に消費する必要は必ずしもありませんが)。切った状態で常温保存をする方法としては実は「干す」というやり方があるようです。乾燥させた後水に戻すなどの手間が必要になりますので面倒と言えば面倒ですが、切ったナスを常温で保存するのならこういった方法を取り入れない限りは難しいでしょう。

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今回は有名な野菜の一つ、ナスを常温で置いといた場合の日持ちについて取り上げました。先日はきゅうりの記事を作りましたので、違う種類の野菜ではありますが個人的には一緒に思い浮かべることの多いこの野菜についても保存に関した記事を作ってみたく、このようなテーマの記事にしてみました。色々と気を使って常温環境下で保存しても3日くらいの日持ちと見ておいたほうがいいわけですから傷みやすい野菜の部類に入るのでしょうね。大根みたいに大きな野菜でもありませんから基本的に早めに食べてしまうことを心掛けて、うっかり傷めてしまって破棄するなどということの無いようお気を付けください。最後の項目で干す方法に触れましたが、この方法ですと一ヶ月日持ちさせることも可能なのだそうです。ナスのヘタを切り除いて縦方向などに四等分など利用しやすいように切り分けます。それをザルの上に並べて3日以上天日干しします。ナスを干している間に少し塩をまぶすという方法もあるようです。十分水分が無くなって乾燥したら乾燥剤と一緒に密封できる袋に入れて常温で置いておきます。以上のように凄く大変な方法というわけでもありませんので関心のある方は試してみてはいかがでしょうか(実際に食べる時は水に10分ほどつけて軟らかくしてから調理します)。

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。今回の記事ではmomo105さんによる写真ACからの写真を使用させていただいております。

代表的な夏野菜、きゅうりの常温保存について触れている話「きゅうりは常温の場合どれくらいの期間日持ちするのでしょう」はこちらです。

よく消費される野菜の一つ、トマトの常温保存について触れている話「トマトは常温の場合ですと、どれくらい日持ちするのでしょう」はこちらです。

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