国会議員を削減するメリットやデメリットは何なのでしょう

国会議員数を削減するメリットやデメリット

 

日本国の法律を作る機関は国会ですが、その国会で活動する選挙で選ばれた方々、国会議員である衆議院の議員と参議院の議員の方々は何人くらいおられるのでしょう。制度改正によって国会議員の人数は変更されることもたびたびあるようですが、この記事を作成している平成30年7月~8月の時点での衆議院議員の数は460人くらい(正確には465人)、参議院議員の数は240人くらい(正確には242人)となっています。今後の参議院選挙では参議院議員の定数が現在よりも6人増えることになります。衆参合計しますと700人くらいの国会議員が現在いるわけですが、この国会議員の数を減らそうという意見も時々言論機関で取りあげられたりします。つい最近の制度改革(平成30年7月上旬の法律改正)では逆の動きになっているわけですが、一部にある国会議員の数を減らそうという主張、政策にはどのようなメリット(利点)やデメリット(欠点)があるものなのでしょうか。メリットとしては国が負担しなければならないお金を節約できることや、やりかたによっては票の地域格差の縮小、また意見は分かれるかと思いますが他の分野の政府支出を節約する、あるいは国民負担を求めやすくなるといった点も立場、見方によってはメリットとなるかと思います。デメリットとしては少数意見の反映される機会が減ることや一人の国会議員にかかる負担が増加してしまうこと、他には国のお役人への依存がさらに強まるという点が指摘される場合もあるようです。

 

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国会議員数を削減するメリット

 

毎年一人あたりの国会議員にかかっているお金は1億円以上と言われているようです。国の法律作成に参加してもらうわけですから優秀な人材にやっていただかないと困りますし優秀な人材にやってもらうためには相応の報酬も必要となってはくるのでしょう。ただそうはいっても1億円という金額は莫大な金額ではあります。国会議員の定数を削減することで億単位の国の経費が節約されることになります。またよく言われる地域間での1票の格差を定数の減らし方によっては縮めることも可能になります。人口の多い地域は人口の少ない地域に比べ選挙民一人あたりの1票の価値が小さいことが知られていますが、人口が少ない地域から選出される国会議員の定数を減らすことでこの格差を縮めることが可能となります。また国会議員の定数を減らし国会議員に使っているお金を切り詰めている姿勢を示すことで国の財政状態を改善させるために他の分野の予算を切り詰めたり国民に対する税負担の増加を求めやすくなるといった見方もあるようです(国会議員関連の予算は減らさずに国民にさらなる経済的負担を求めるようなことをすると反発も強くなることが考えられます)。

 

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国会議員数を削減するデメリット

 

国会議員の数を減らすことで大きく影響を受けるのは少数の議員しか当選しない政党だと言われています。小さな規模の政党は国民の少数派の意見を代弁している政治勢力だと言えます。そのような勢力の議席が減るということは国会に少数派の意見が伝わりにくくなる、多数派の意見が国会でより強まる、様々な立場の意見が国会で議論される機会も減ってしまうということが考えられます。また国会内の議員活動の中には委員会に所属し議論に参加するなど国会議員一人一人に割り当てられる仕事があります。国会議員の数が減りますと、減っただけ残った国会議員にかかる負担が増えることになります。定数の減らし方によっては議員一人あたりにかかる負担が過剰ということになりかねません。また国会議員の負担が増加してしまうとお役人さんたちに頼る場面が増えてしまい本来国会議員がおこなわなければならない行政活動を監視する機能が低下してしまうことも考えられます。

 

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今回は国会議員定数を削減するメリットやデメリットについて一部取りあげました。上でも少し触れましたが参議院の選挙制度が最近変わり、国会議員の数を少し増やすことになったという出来事がありましたので議員定数に関係した話を記事にしたく、このようなテーマの記事にしています。今回の国会議員定数の増加については昨今よく言われる定数削減の主張からすると真逆の動きではありますが、6人国会議員が増えたとしても国の負担が6億~7億程増えるくらいでしょうから国家予算の90兆~100兆という規模を考えますと非常に小さな割合ではあります。若干名国会議員の数を増減したところで立法府の機能が大きく向上したり低下するということもないのでしょうが、大幅な定数の変更となるとそうとも言えないかもしれません。今後国会で議員さんたちが議員定数の分野でどのような選択をしていくことになるのか私にはわかりませんけれど、例えば議員数を半分に減らすなどということや一院制にしようといった水準の変更となりますと、そんなに大きく変更して大丈夫なの?という気もしてしまいますし、国の政治に関わることですから国会議員の方々には慎重さを常に意識して欲しいなと個人的には感じます。また今回提示したメリットやデメリットに関しては立場によって「全然メリットではありません」という意見も当然出てくるかと思います。あくまでも見方によっては利点ということになるという意味で提示しておりますので、その点はご了承ください。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

国会運営にかかるお金の額について触れている話「国会は会期延長でどれくらい費用がかかるものなのでしょう」はこちらです。

議院の数が少ない仕組みについて触れている話「一院制とは?一院制の国家やメリットとデメリットについても」はこちらです。

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