財政出動と金融緩和にはどういった違いがあるのでしょう

財政出動と金融緩和の違い

経済関連用語について関心を持たれてこのページに来られた皆様、こんにちは!この記事では私なりにニュースなどの番組で時々耳にすることのある用語、財政出動と金融緩和の違いを中心に書いてみたいと思います。どちらの用語も経済に関するニュースや番組などで出てくることがありますが、いちいちそういったニュース番組などで用語の説明をしないこともたびたびあるような気もします。私は政治経済という科目を選択したことはありませんが、成人した後に購入した高校の政治経済の教科書の中に「金融緩和」という用語が小さく掲載されていました。高校でも金融政策について解説する場合がどうやらあるようです。財政出動に関しては索引を見ても載っていませんでした。学校で学ばない可能性もある今回のテーマ金融緩和、財政出動といった用語はニュースで使われることもありますので、視聴者がニュース番組で報じる内容を正確に理解するには自分で調べて学ぶ必要があるということになるのでしょう。すいません話がそれました。財政出動、金融緩和の違いですが、どちらの言葉も経済政策に関係し、景気を改善させることに繋がり得る政策と言えます。ただ財政出動をおこなう当事者と金融緩和をおこなう当事者が少なくとも日本の場合は異なります。また一方の政策では、政策をおこなう当事者が借金を作ることもありますが、もう一方の政策では政策をおこなう当事者が借金を作ることはありません。また一方では明確に需要を形成することになりますが、もう一方では必ずしも政策をおこなう側が期待するような需要に繋がるとは限りません。短い文章で説明しようとすると省くことも多くなりましたので、以下の項目で補足してみます。

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それぞれの政策を実施するのはどの機関

先ほどの項目では財政出動と金融緩和では実施する当事者が違うという点について少し触れました。具体的に言いますと財政出動をおこなうのは国の予算を使う政府です。そして金融緩和をおこなうのは政府ではなく通貨を発行する役割を担当する機関です。多くの国では中央銀行がそれを担当しています。日本でも日本銀行という中央銀行が金融緩和を必要と考える時に実施しています。財政出動というのは普段の予算よりも多くのお金をいろいろなことに、例えば普段の年より多く公共事業を実施するといったことにあてたりします。国の決まった予算のお金を使うのは政府の役割です。こういったことを中央銀行はおこないません。金融緩和はお金を貸す際の金利を下げたり、金融機関などから国債などの債権を中央銀行が買い取ったりするようなことをして世の中に出回るお金の量を増やすといった政策ですが、このような政策を基本的に政府は行いません。

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政策をおこなう当事者が借金を抱えるかもしれません

財政出動をおこなう政府はそれによって借金を作る場合が多いようです。金融緩和をおこなう中央銀行は金融緩和という政策によって借金を作ることはありません。政府は財政出動という政策をおこなう場合、普段の年より多くのお金を支出します。支出を増やすために使うお金をどうやって工面するのかというと徴収される税金も使われることになるのでしょうが、それだけではなく政府が国債という債券を発行して金融機関など様々な立場の法人や人々に購入してもらい、それによってお金を入手することになります。このような方法で使うことができるお金を増やすために政府は借金をすることも十分あり得ます。大規模な財政出動、つまり多額のお金を支出するということになれば税収で得たお金では足りないことが多いかと思います。政府が紙幣を発行することで借金を背負わずに財政出動するなどということも選択肢として存在するそうですが、この政策(財政出動)を実施するために最近日本政府が政府紙幣を発行したなどという話は全然聞いたことがありません。中央銀行は金融緩和をする時、金利を下げるか自分たちが発行するお金で国債などの債権を金融機関などから買い取るだけですので、金融緩和をするためにどこかから借金する必要がありません。

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今回は財政出動と金融緩和の違いについて一部取りあげました。最近の政府の経済政策が妥当なのかどうかということを議題にした番組を見かけることがありまして、金融緩和だけでは足りない。財政出動をする必要があるといった意見を耳にして財政出動について意味を確認してみたくなり、金融緩和との違いに関心を持たれる方もおられるようでしたので、今回のようなテーマで記事を作ってみた次第です。最初の項目で一方が明確な需要を作るのに対し、もう一方はしっかりした需要につながるとは限らないといったことを書きましたが、これは財政出動が需要を作るということと、それとは別に金融緩和がしっかりとした需要につながるとは限らないということを言いたくてそのように表現しました。どうやら金融緩和して貸出金利が下がることで金融機関からお金を借りやすい状態になったとしても世の中の人々が即金融機関から借金をする方向に大幅に動くとは限らないそうです。もちろん金融緩和をしたほうが低い金利でお金を借りられるので以前に比べて融資件数は増えるのでしょうけれど、世の中の物価がしっかりと変動するほどみんながお金を借りてそのお金で消費活動をおこなうわけではないのだとか。世の中の需要が少ないこと、消費活動が少ないことが関係しているようです。そういった状態の時は政府が財政出動して、つまりお金を使って人々が消費しない代わりに政府が消費しないと・・・、などといった意見もあるようです。今の日本は経済状態をよくするために物価が下がる状態から脱却しようとしていると言われています。そういった方針をどうやって実現するのかという話が報じられる時には財政出動や金融緩和といった用語がいっぱい出てくるようなので今後の経済動向を洞察するためにもこういった言葉を理解しておくことは得なことなのかもしれません。

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

今回の記事ではphotoBさんによる写真ACからの写真を使用させていただいております。

金融政策の一つである量的緩和について触れている話「中央銀行が行う量的緩和とは?意味や日本での結果について」はこちらです。

過去の日本での金融政策について触れている話「日本でゼロ金利政策を開始したのはいつからだったのでしょう」はこちらです。

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