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• 2017.7.19
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憲法９条の条文内容や政界での改正賛成や反対の意見について

憲法９条とは

 

憲法９条とは日本国憲法の第九条のことを指しています。第九条には戦争を放棄することや、戦力や交戦する権利に関する姿勢が記されています。簡単に言えば戦力を持たない、交戦する権利を認めないといった内容になっています。

 

憲法９条の実際の条文内容は

 

以下の条文内容は日本国憲法の条文をそのまま引用したものです。まずは第九条の第１項の条文です。

 

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

 

次に第九条の第２項の条文です。

 

「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

 

以上が憲法９条の条文内容となります。

 

政界から出ている憲法９条改正に反対の意見

 

現在の日本の国会では様々な政党に所属した人たちが国会議員として活動しています。当然というべきでしょうか憲法９条の改正に関しても様々な意見があるようです。まずは憲法９条改正に反対の意見ですが、どのような理由による反対なのでしょう。

 

憲法９条の改憲は平和主義や立憲主義を破壊することになるので反対。憲法解釈の変更をすることによって集団的自衛権の行使を認めて「平和国家」から「戦争国家」へと変わることなる。だから反対、といった内容の意見や

憲法９条を改正すると若者が戦争に行くことになる。若者のためにも憲法９条をしっかり守らないといけない、といった内容の意見、

憲法９条を改正しようという動きの本当の目的は米国が世界的規模でおこなってきた、そして今も行っている様々な国々の自主権を侵害する戦争へ日本を参加させる、巻き込むことにある。そうさせないためにも９条の改正に反対する、といった内容の意見があるようです。

 

政界から出ている憲法９条改正に賛成の意見

 

では憲法改正に賛成の意見にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

現在の日本には自衛隊が存在しているが、憲法９条では陸海空軍その他の戦力を保持しないとなっている。憲法で謳っている内容と現実があまりにも乖離している。自衛隊は憲法違反だと主張している学説も多いが、裁判所や政府はそれぞれの主張によって自衛隊が合憲としている。これは国の在り方として正常ではない。だから改正が必要。といった内容の意見や、

９条の平和主義の理念については堅持しなければならないが、日本を守ってくれている自衛隊を憲法違反だとする議論がいまだに多くの憲法学者や政党の中にある。自衛隊の存在を憲法上に明記して「自衛隊が憲法違反かもしれない」などという議論が出てこないようにするべきといった内容の意見があるようです。

 

今回は憲法９条を取りあげてみました。最近は歴史関連の記事や故事成語の記事が多く、なかなか国内の時事関連記事を作ることが出来ませんでした。取りあげてみたいなと感じるようなテーマがあまり無かったというのが理由の一つにはあります。

今回首相が憲法記念日に合わせて民間団体に寄せたビデオメッセージの中で憲法改正に関する意見を述べていたことが話題となったため、憲法９条を取りあげてみようと思いました。

私は日本に自衛隊が必要かどうかに関して、必要だと考えており、憲法９条については自衛隊の存在が違憲と思われないで済む内容であってほしいと思う立場です。でも平和を真剣に求めていくという姿勢は保つべきだと思うので「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」というような内容はぜひ残してほしいなとも思います。

今回改めて９条の条文を見てみましたが、「国権の発動たる戦争」とか「国際紛争」という言葉が気になりました。これらの言葉の中に自分の国を守る武力行使って含まれるのでしょうかね。含まれるのであれば他国から侵略されたとしても武力を行使して自国を守ることが出来ないということになってしまいますよね。もしそういうことをこの条文が言っているのだとするなら、受け入れ難いとしか言いようがないですね。

日本を自分の勢力下に置きたい（つまり自分のものにしたい、侵略したいということです）と考える勢力が今後日本の周辺で台頭しない、などという保証はないはずです。今の条文が自衛隊を合憲としているか違憲としているかについては意見が分かれるようですが、自衛隊の存在が違憲になってしまうような条文であるのならその条文で良いとはやはり思えないですね。

今の憲法９条の内容で自衛隊が合憲だというのなら別に変える必要もないのかもしれませんが、私のような素人が条文を読むと９条内の「陸海空軍その他の戦力を保持しない」というのは文字通りですと自衛隊の存在が違憲になってしまうような気がしてしまいます。自衛隊って戦力ですよね・・・。戦力が無ければ侵略に対する自衛手段が無いも同然だと思いますし。警察では侵略軍に対応できないでしょう。

憲法改正に反対する意見を主張している国会議員の方たちが自衛隊の存在を認めているのかどうかについては今回調べることは出来ませんでした。申し訳ありません。これまで国会議員さんとお話しする機会など私にはありませんでしたが、憲法９条改正反対の立場をとる国会議員さんと話すことが今後仮にあれば自衛隊の存在についてどう思うか是非聞いてみたいところです。・・・嫌がられるだけかな。

 

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。　　<(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

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