大根は常温の場合だとどれくらい日持ちするのでしょう

常温の場合の大根の日持ち

よく利用される根菜の一つ、大根。私自身は利用することが全くと言っていいほどありませんが、たくあんのような長期間保存できる食品にもなりえますので、そういったことを考えますとありがたい食材ですし、個人的には糠漬けのような調理技術について興味が湧いてきます。大根の根の部分については栄養価がそれほどないという意見を見かけますが、ビタミンCが含まれていて、毛細血管の働きに効果があるらしい聞き慣れない栄養素、ビタミンPという成分が大根の皮に含まれているそうです(皮を捨てるのはもったいないということになりますね)。古くから人々の食生活を支えてきた食材である大根ですが、この食材は常温で保存した場合どれくらい日持ちするものなのでしょう。時期によって事情が大きく変わってきます。寒い時期は屋内の暖かくしていない場所で保存しておけば1カ月保存することが可能となりますが、そのような場所を確保することのできない暖かい時期は5日程度保存するのがせいぜいと見ておいたほうがいいです。保存する際に注意したほうがいいことがありますので次の項目で説明します。

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保存する時

大根を保存するのにちょうどいい温度は5℃くらいだそうです。かなり低い温度のため、暖かい時期、暑い時期は短期間しか日持ちしません。常温で保存する場合は屋内で温度が低くなる日の当たらない場所を使用しましょう。大根は葉が付いた状態で購入、あるいはいただいた場合にはそのまま葉を残しておくと主に食べることとなる根の部分から葉に水分や栄養が取られてしまうことになります。葉の部分は極力切り除いてから保存しましょう。葉を切り除く場所は根から葉が出ている2cmほどの位置がよく推奨されているようです。2cm、葉を残した状態にするのです。根の上の部分を切り除いて保存しますと水分が失われやすくなりますので、根を切るのではなく先ほど述べたように少し葉を残しておくほうがいいのだそうです。乾燥を防ぐために大根を新聞紙で包みます。長い期間の保存を考える場合は乾燥した新聞紙で包むよりも多少湿らせた新聞紙で包んでその上から更に乾燥した新聞紙で包むようにしたほうがいいようです。新聞紙で包んだ後は大根を横にした状態で置かずに立てた状態で保存します。横にしておくと大根の成長しようという機能によって立てた状態に近付けようと養分を多く消費してしまうそうです。土の中で立った状態で成長するのが大根の本来のあり方なので、自然に近い姿勢で保存したほうが養分の消費も少なくて済みます。牛乳パックを半分に切ったもの、ペットボトルを半分に切ったものに大根を入れると立てた状態で保存しやすいためよく推奨されています。

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切った大根の場合

上の項目で扱ったのは大根を切っていない場合の保存方法でした。購入した後大根を半分だけ利用して残った場合や既に大根を切った状態にしたものを購入した場合はその大根を常温で保存することは出来ません。傷みやすくなってしまいます。冷蔵庫内で保存するようにしましょう。切った状態の大根は水分が出て行かないよう、全体をラップで包んだり、湿らせた新聞紙で全体を包んだ状態にして立てた状態で保存すると良いそうです。冷蔵庫内で保存することで切った状態の大根であっても4日ほど日持ちするそうです。

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今回は大根の常温保存について取り上げました。よく利用される野菜の一つだと思いますし、個人的に保存食の知識があると役に立つだろうなぁと考えていたのですが、漬物にする野菜といえば思い浮かぶ物の一つに大根がありましたので今回はこの食材に関する記事を作ってみた次第です。根菜は長持ちするような印象がありますが、暑い時期の温度というのは大根であってもかなり負担になってしまうようですね。寒い時期なら屋内で一か月もつ大根が暑い時期だと1週間もつかどうか怪しいようですので。暑い時期は若干の日にちは持つものの念のため購入後すぐ冷蔵庫内で保存するのが無難とも言えるのでしょう。大根の根を保存する際、大根の葉に関しては根の水分、養分を消費してしまうことになりますから上の項目で書きましたように手に入れたらすぐ葉を2cm位残して切ります。切った大根の葉を保存する場合は冷蔵だと数日、冷凍の場合は1カ月を目安にするといいかと思います。冷凍する場合洗ってから刻んで密封できるビニール袋に入れて冷凍しておけばいいです。炒め物やふりかけの具、みそ汁の具として利用する方が多いようです。栄養価も高いらしいので是非利用されることをお勧めします。

今回の記事は以上となります。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。  <(_ _)>

※記事内容と掲載している写真に関係はございません。ご了承ください。

よく消費される野菜、キャベツの常温保存について触れている話「生のキャベツは常温の場合どれくらい日持ちするのでしょう」はこちらです。

代表的な青菜、小松菜の保存について触れている話「小松菜の保存期間は常温の場合どれくらいなのでしょう」はこちらです。

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